2023年大河原町長新年のご挨拶(YouTubeに移動します。)

人と人・人と地域がつながり支えあう『地域共生社会』の実現に向けて
             ~スポーツを活用したまちづくりで、元気に輝く飛躍の年に~

 

 明けましておめでとうございます。社会に閉塞感が漂う予測困難な時代にあっても、皆様におかれましては日々の暮らしと生きがいを守りながら穏やかな新年をお迎えのことと存じます。また、日頃の町政への温かいご理解とご協力に対しまして心より感謝申し上げる次第です。


 さて、昨年は3年に及ぶコロナ禍・ロシアのウクライナ侵攻・経済の混乱と物価高騰など、国民生活には総じて厳しい1年でした。また、全国的には地震や豪雨などの自然災害が頻発し、防災・減災や国土強靭化に向けた取り組みの推進が一層求められました。そして、人口減少を克服し地域経済の活性化に資する地方創生への取り組みに、自治体間の格差の広がりにつながる懸念を実感する年でもありました。共生の視点を欠く行き過ぎた選択と集中の強調に対する警鐘となったものと認識しているところです。


 一方、日本中に勇気と元気を与える明るい話題もありました。MLB・エンゼルスの大谷翔平選手の2年連続の活躍や、サッカー・カタールW杯で強豪国を撃破した日本選手の気迫は、スポーツの持つ力が国民の一体感と活力を共有する素晴らしい機会となることの証明になったものと受け止めています。


 また、昨年の本町においては、若い世帯の転入により人口・子どもの数・働き手の数なども現状を維持する状況が続きました。ふるさと寄附金も昨年度実績(24億円弱)並みの堅調な推移となり、歳入の総額が安定して確保されています。そして、11月には特筆すべきビッグニュースが発表されました。文部科学省スポーツ庁が、スポーツを活用した地方創生やまちづくりに積極的に取り組む自治体を表彰する『スポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰2022』を本町が受賞する栄誉に輝いたのです。スポーツの持つ力の波及効果に着目し、町長部局に『スポーツまちづくり推進課』を新設するとともに、スポーツによるWell‐being(心身ともに健康で幸福な状態を継続する)なまちづくりを推進することが評価されたものです。


 このような現状を踏まえて、引き続き『ひと・まち・桜が咲きほこる先進のまち』を目指してまいります。加えて、スポーツが持つ直接的なつながる力やコロナ禍の教訓も活かしながら、社会的包摂の推進や誰一人取り残さない視点も大切に、人と人・人と地域がつながり支えあう『地域共生社会』の実現に邁進(まいしん)したいと考えています。


 また、人口減少の抑制につとめ、高齢者の健康意識の高さを活かして『元気で長生きなまち』のブランド化を図ります。さらに、引き続き子どもたちの学力向上や子育て支援の充実に注力し、『デジタル田園都市国家構想』に基づく施策にも取り組んでまいります。そして、今後完成する白石川右岸河川敷の『千本桜スポーツパーク』には、新しい賑わいの創出による広域連携と官民協働の実践に大きな期待が寄せられています。話題のこの一大プロジェクトは、桜の活用を絡めた堤内地(田んぼ側)整備への着手につなげていく計画です。


 結びに、『地域共生社会』の実現にもつながる『認めあい・支えあい・活かしあう』本町の掲げる基本理念を再確認し、スポーツを活用したまちづくりで元気に輝く飛躍の年となるよう挑戦し続ける決意です。


 本町の限りない発展と皆様のご多幸を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。今年も宜しくお願い申し上げます。

                                令和5年1月1日

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