これからも、選ばれる先進のまちを目指します
              ~コロナ後の社会を見据えた飛躍の年に~

 明けましておめでとうございます。皆様には、コロナ禍にあってもこれまでの経験と知恵を活かし、穏やかな初春をお迎えのこととお喜び申し上げます。また、日頃の町政への温かいご理解とご協力に対し、心より感謝申し上げる次第です。
 さて、昨年は長引くコロナ禍への対応に明け暮れる一年でありました。そして、この国難を克服するために政府・自治体・医療機関・国民が一丸となって取り組み、大きく落ち込んだ社会経済のマイナスを一日も早く回復させるために懸命の努力が続きました。また、新たな感染の波に備えて最悪の事態を想定した医療提供体制の拡充をはじめ、ワクチンの追加接種や新しい経口治療薬の承認等に大きな期待が寄せられてきたところです。
 一方、明るい話題もありました。賛否両論のあった『東京オリ・パラ』は、ほぼ無観客での開催にも関わらず選手たちの活躍により強い絆と数々の感動を呼びました。また、MLBロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手の二刀流での大活躍が、日本中に勇気と元気を与えてくれるビッグニュースとなりました。
 そして、本町においては飲食業を中心に多くの業種で深刻な経営状況が続き、国・県の支援はもとより町独自の対応にもスピード感のあるきめ細やかな支援が求められました。現在も一部に厳しさは残るものの、事業が継続されていることに少し安堵感も生まれています。また、人口は僅かながら増加し、若い世帯の転入により働き手の推移も堅調で税の総額も確保されている状況です。
 しかし、長引くコロナ禍で、本町でも経済・雇用・情報・教育等の分野で格差の広がる懸念が生じています。特に女性や子どもの貧困の顕在化や孤立化が一層深刻さを増しています。社会的包摂の推進や誰一人取り残さない社会の実現が大切な視点となっているものと認識するところです。 
 このような現状を踏まえ、今後の本町の取り組みとして、引き続き『ひと・まち・桜が咲きほこる先進のまち』を目指してまいります。特徴を存分に活かし町のブランド化に拍車をかけ、地域力の向上と選ばれる町づくりの推進によって、人口減少の抑制に挑戦します。近年は、高齢化率や介護認定対象者に大きな変化はなく、高齢者の健康意識の高さを活かして『元気で長生きのまち』の定着を図ります。
 また、防災・減災をはじめ災害対応の施策を拡充強化し、安全・安心が実感できるまちづくりに努めます。さらに、町の象徴である『一目千本桜』の保護と活用に力を注ぎ、新たな桜の名所づくりにも取り組みます。現在進行中の『白石川右岸河川敷等整備事業』は、桜とともに新しい賑わいの創出による広域連携と官民連携の成果が大いに期待できる一大プロジェクトとなりました。そして、教育と生涯学習の充実を図り、デジタル社会推進の加速化や環境対策の実践と、地方創生の指針に基づく持続可能な地域づくりの実現に留意したいと考えているところです。
 結びに、本町のまちづくりの理念である『認めあい・支えあい・活かしあう』を再確認し、コロナ後の社会を見据えた飛躍の年に向かって全力投球してまいる決意です。
 本町の限りない発展と皆様のご多幸を祈願し、新年のご挨拶といたします。本年も宜しくお願い申し上げます。

                                令和4年1月1日

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