『Well-being(心身と社会が健康で幸福な状態が継続する)なまちづくり』の推進を目指して
 ~地域をリードする、一歩先行く先進のまちに~

 明けましておめでとうございます。
 コロナ禍による日常生活の制約もほぼなくなり、ご家族お揃いで和やかな新年をお迎えのことと存じます。また、日頃の町政への温かいご理解とご協力に対し心より感謝申し上げます。

 さて、今年は『ひと・まち・桜が咲きほこる先進のまち』を将来像とした、長期総合計画の見直しによる後期基本計画(令和6~11年度)の初年度を迎えます。計画作成当初にはなかったコロナ禍やウクライナ紛争、原油・物価高騰による暮らしへの影響、激甚・頻発化する自然災害の発生など、社会・経済環境や住民生活にとっては極めて厳しい現実であったと受け止めています。また、一人ひとりの価値観に基づいた多様な生き方を尊重し、包摂やつながり合うことを最大の教訓として、格差や偏見のない『地域共生社会』の実現を一層意識することとなりました。

 一方、地方自治の現状に目を向ければ、本町を取り巻く恵まれた状況とは異なり、少子高齢化と同時に進む人口減少に拍車がかかり、合わせて子どもや働き手(生産年齢人口)、さらには税収までも大幅に減少する現実に晒されています。そして、財政基盤ばかりではない自治体間の格差拡大が、連携による課題解決を益々困難にする要因となっています。また、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みや、経済のグローバル化・自治体DXの推進などへの対応でも格差が一層広がり、重大な行政課題となることにつながっています。

 このような現状を踏まえ、これらの課題解決のために本町の持つ拠点性・利便性・先進性を広域的に活かすことが強く求められているものと受け止めているところです。例を挙げると、県とのコラボ事業としてはじまった『白石川右岸河川敷等整備事業』が、『おおがわら千本桜スポーツパーク』の完成により、『スポーツを活用したまちづくり』のロケーションとして広く注目を集める一大プロジェクトとなりました。このことは、『Well‐beingなまちづくり』を今後実践していこうとする段階で『スポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰』を逸早く受賞することができた評価の所以となったものです。

 現在は、堤内地(田んぼ側)への賑わい交流拠点施設整備のため国から補助を受けた『官民連携手法導入可能性調査』を実施しており、引き続き国・県の協力をいただきながら目指す方向をしっかり説明してまいります。さらに、桜の新たな活用やリバースポーツの可能性についても具体的に検討を始めます。本町が担う広域的なつなぐ役割を果たしながら、先進的な官民協働の実践に邁進する所存です。

 そして、『Well‐beingなまちづくり』の推進にあたり、『地域共生社会』の実現にもつながる『認めあい・支えあい・活かしあう』理念を再確認しながら人口減少の抑制に注力して、これからも『一歩先を行く選ばれる先進のまち』を目指してまいりたいと考えています。

 結びに、本町の限りない発展と皆様のご健勝とご多幸を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。今年も宜しくお願い申し上げます。

                                                                                                                           令和6年1月1日

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