更新日:2019年1月4日

平成31年新年のご挨拶

ひと・まち・桜が咲きほこる、先進のまちおおがわらを目指して

新年あけましておめでとうございます。皆さまにはご家族お揃いで、穏やかな初春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

さて、昨年は度重なる集中豪雨や台風の襲来が続き、また大地震の発生など自然災害の多い年でした。

そして、全国的には地方の人口減少と少子高齢化が同時に進行する一層厳しい現実が顕著となりました。

また、消費し納税する働き手(生産年齢人口)も減少し、将来的な地域経済の活力低下が問題となっています。

一方、核家族化や認知症の増加による孤立化が表面化し、尊厳の保持や生活の質が危ぶまれています。

社会経済環境が変化するなかで、地域や職場・家族のつながりが薄れ社会的体験リスクが増大し、『社会包摂(ソーシャルインクルージョン)』が強く叫ばれるようになったと受け止めています。

本町にとっては、地方創生関連の施策が進められるなかで、近隣の市町とは少し異なる現象を抱えつつあることが明確になる1年となりました。

今年度に入り人口は若干の増加に転ずる兆候も見え始め、子どもの数が激減するなかにあっても本町ではここ数年は大きく減ることはないようです。

その子どもたちの学力は県下トップを継続し、高齢者の皆さまの健康意識の高さも国・県の注目を集める存在となっています。

仙南では高齢化率が最も低く、税収の堅調な推移などから財政力指数は最も高い町となりました。

本町の持つ魅力と潜在力を実感するとともに、その中心性・拠点性・利便性を今後広域的な視点でこそ活かしていかなければならないと考えています。

来年度より、『認めあい、支えあい、活かしあう先進のまち』とした、これまでの住民主役のまちづくりを継承しながら、町全体のブランド化による選ばれるまちづくりを目指して新たな第6次長期総合計画がスタートします。

そして、町の将来像(ビジョン)を『ひと・まち・桜が咲きほこる、先進のまちおおがわら』としました。

『ひと』は住民・暮らしなど、『まち』は地域・都市、『桜』は一目千本桜を中心とした町の自然・風土・歴史・文化・まちの活力を表し、これらがずっと『咲きほこる』姿をイメージしたものです。

財政規律を守りながら、ハード・ソフト両面の様々な政策・施策の展開を図りつつ、大河原町らしい一歩先行く先進の取り組みに邁進する所存です。

仙南の中心に位置し、行政・交通・商業・医療・教育の拠点であることに加え、様々に有する利便性も存分に活かしながら、『スーパータウン大河原』と呼ばれるにふさわしい町として、その存在感(アイデンテティ)を発揮してまいります。

その上で、『社会包摂』を基本として人と人とがつながりあうことができる、支えあいや助けあいの仕組みづくりに努めてまいります。

結びに、皆さまのご健勝とご多幸を祈念いたしますとともに、本町にとりましても大きく飛躍する希望に満ちた1年となることを決意して、新年のご挨拶とさせていただきます。

2019年1月1日

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