プレコンセプションケアとは
プレ(pre)は「~前の」、コンセプション(conception)は「受胎・妊娠」の意味で、「妊娠前の健康管理」のことです。
男女が、若いうちから妊娠・出産を含めた将来のライフプランを考え、日々の生活や健康に向き合うことを言います。
将来子どもを持つ選択をするかしないかに関わらず、プレコンセプションケアを実践することで、今の自分がより健康になり、人生をより豊かで幸せにします。

引用:国立研究開発法人 国立成育医療研究センター
できることから始めましょう
まずは、今の自分の健康状態について振り返ってみましょう。
チェックシートは女性用・男性用それぞれあります。
プレコン・チェックシート(国立研究開発法人 国立成育医療センター)
健康でいるための生活習慣
〇適正体重(BMI:18.5以上25未満)を維持しましょう
BMI(体格指数):体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)の値
BMIチェックツールe-ヘルスネット(厚生労働省)
〇栄養バランスを整えましょう
まずは1日3食摂り、できるだけバランス良く主食・主菜・副菜を摂りましょう。
妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針(国立健康・栄養研究所)
〇適度な運動を取り入れましょう
1週間あたりの運動量は150分ほど(毎日20分ほど)が目安です。
身体活動・運動の推進(厚生労働省)
〇睡眠時間を確保しましょう
個人差はありますが、成人では6~8時間の睡眠時間が適正とされています。睡眠時間の長さだけでなく、「休息がとれている」と感じることが大切です。
睡眠対策(厚生労働省)
〇タバコはやめましょう
自分だけでなく、パートナーや家族とともに、禁煙について考えましょう。
電子タバコは煙が出ませんが、紙巻タバコと同様に健康への影響があるため注意が必要です。
タバコと健康について(宮城県)
宮城県内の禁煙治療に保険が使える医療機関(宮城県)
〇アルコールは適量にしましょう
節度ある適度な飲酒量を心がけましょう。
あなたの飲酒はどのくらいでしょうか?(厚生労働省 PDF 5189KB)
〇ストレスと上手に付き合いましょう
自分なりのストレス解消法を見つけておくことが大切です。
ストレスとこころ(厚生労働省)
〇性感染症を予防しましょう
若者の間で性的接触を介して誰もが感染する「性感染症」が増えています。
知っておきたい 性感染症の正しい知識(厚生労働省)
*県内保健所で原則無料で性感染症の検査を受けることができます。
HIV・クラミジア・梅毒検査について(宮城県)
*子宮頸がん予防ワクチン接種(定期接種)について
予防接種全般について(大河原町健康推進課)
〇健康診査・検診を受けましょう
自分の体をしっかり知ることが、健康維持の第一歩です。 定期的に健診・検診を受けましょう。
がん検診・健診(大河原町健康推進課)
〇かかりつけ医を持ちましょう
気軽に相談できる「かかりつけ医」を持つようにしましょう。
女性は「婦人科」のかかりつけ医を持つこともおすすめします。婦人科では、妊娠・出産、女性特有の病気の治療だけでなく、月経や更年期に関することなども相談できます。
〇その他
風しん抗体検査について
妊娠を希望する女性やその同居者で該当するかたに、無料で検査を実施しています。
風しん抗体検査を実施しています(宮城県)
不妊検査費・不妊治療費の助成について
早期に適切な治療に取り組めるよう、大河原町で費用の一部を助成します。
不妊検査費・不妊治療費の助成について(大河原町子ども家庭課)
プレコンセプションケアをもっと知りたいかたへ
〇国立成育医療研究センター
プレコンセプションケアセンター
〇こども家庭庁
健やか親子21 プレコンセプションケア
スマート保健相談室(若者の性や妊娠などの健康相談支援サイト)