「一目千本桜」を構成する桜の多くは“ソメイヨシノ”ですが、ほかに“カンザン”

“センダイヨシノ” “ヤマザクラ” “オオガワラベニザクラ”があります。

 

染井吉野(ソメイヨシノ)

品種名

染井吉野 (ソメイヨシノ)

学名

Cerasus×yedoensis”Somei-yoshino

樹形

傘状

🌲樹高

高木

🌸花形

一重咲

花の大きさ

中輪

花色

淡紅

開花期

4月上旬

江戸時代末期に江戸染井村(現・東京都豊島区)の植木屋が「吉野桜」として売り出したと伝えられ、1900年に藤野寄命により染井吉野となづけられました。オオシマザクラとエドヒガンの雑種と推定され、その起源については複数の設があり、明らかになっていません。サクラ類てんぐ巣病に罹るとともに、最近は増生症状の罹病樹が増加しているため、その対策が急務となっています。

 

(出典:日本花の会ホームページ内「桜図鑑」)

 

関山(カンザン)

品種名

関山 (カンザン

学名

Cerasusserrulata’Kanzan’

🌳樹形

盃状

🌲樹高

高木

🌸花形

八重咲

花の大きさ

中輪

花色

淡紅

開花期

4月上旬

東京府江北村(現・東京都足立区)の荒川堤で栽培されていた品種です。花色が濃紅色で美しく、生育もいいので海外でも広く栽培されています。またお祝いの席で出される桜湯にはこの花の塩漬けが多く用いられます。

 

(出典:日本花の会ホームページ内「桜図鑑」)

 

仙台吉野(センダイヨシノ)

品種名

仙台吉野 (センダイヨシノ)

学名

Cerasus×yedoensis’Sakabai’

🌳樹形

傘状

🌲樹高

高木

🌸花形

八重咲

花の大きさ

大輪

花色

淡紅

開花期

4月中旬

坂庭清一郎が1900年4月に宮城県師範学校で八重紅枝垂に染井吉野を交配して育成された品種で時に江戸彼岸八重の名前で栽培されていることがあります。

 

(出典:日本花の会ホームページ内「桜図鑑」)

 

ヤマザクラ

品種名

ヤマザクラ

学名

Cerasus jamasakura var. jamasakura

🌳樹形

傘状

🌲樹高

高木

🌸花形

一重咲

花の大きさ

中輪

花色

淡紅

開花期

4月中旬

 

漢字表記・山桜。本州、四国、九州朝鮮半島」に分布する野生種です。

成木の成葉裏面が帯白色になる特徴があります。古来より鑑賞の対象とされた桜で、奈良の吉野山は現在も有名な名所地です。

 

(出典:日本花の会ホームページ内「桜図鑑」)

 

大河原紅桜(オオガワラベニザクラ)

品種名

大河原紅桜 (オオガワラベニザクラ)

学名

Cerasus‘ōgawara-benizakura’

🌳樹形

傘状

🌲樹高

高木

🌸花形

一重咲

花の大きさ

中輪

花色

淡紅色

開花期

4月上旬

大河原町樹木医 尾形政幸氏が、樹勢が強健で病害虫に対する抵抗性が高く寿命が長いソメイヨシノとエドヒガンを交配した新品種です。

大河原のシンボルである「一目千本桜」として、新たに桜の名所へ仲間入りをしています。

 

(出典:日本花の会ホームページ内「桜図鑑」)