てんかんとは?

 てんかんとは、何らかの原因で、一時的に脳の一部が過剰に興奮することにより、「てんかん発作」を繰り返し起こす状態です。

 てんかんのある方は1000人に5~8人(日本全体で60万~100万人)と言われています。乳幼児から高齢者のいずれの年齢層でも発症します。特に小児と高齢者で発症率が高くなりますが、30~40代の方でも発症することもあります。

 

主な症状

 「てんかん発作」は、異常な電気活動を起こしている脳の部位に対応した様々な症状が出現します。ほとんどの場合数秒~数分間で終わりますが、時には数時間以上続くこともあります。

  • 体の一部が固くなる(運動神経)
  • 手足がしびれたり耳鳴りがしたりする(感覚神経)
  • 動悸や吐き気を生じる(自律神経)
  • 意識を失う、言葉が出にくくなる(高次脳機能)    などのさまざまな症状を生じます。

 症状が軽い場合には、一方の腕や顔の一部だけが数秒間だけ固くなるだけの方もいます。また、突然反応がなくなり数秒間だけ宙をみつめるのが発作の症状の方では、転倒したりけいれんしたりすることもなく、他者からは気づかれないかもしれません。

 発作の前に決まって何かの臭いを感じるなど、何らかの感覚でこれから発作の起こることがわかる方もいます。こうした前触れの症状は「前兆」と呼ばれます。

 

病気とうまく付き合うには

  • てんかん有病者の70~80%は、薬物治療や外科治療などにより発作をコントロールできます。残りの20~30%の人は、現在使用できるどの薬や治療法を用いても発作が止まらない難治性てんかんです。
  • 発作が行っていないほとんどの時間は普通の生活が可能なので、発作がコントロールされている場合は、過剰に活動を制限せずに過ごしましょう。
  • 発作が起きてしまった時は、安全を確保した上で専門機関に相談しましょう。