梅団地とは

堤梅団地(梅狩り会場)

 戦前の昭和7年旧金ケ瀬村時代に食料増産で山を開墾し、助成金の代わりに梅の苗木を植林し、堤地区の農家約60戸が共同作業を始めたのがきっかけです。当時は道路が整備されておらず、もぎ取った梅40kgも入った袋を背負って運んだものでした。  平成元年には、団地内の道路が完成し作業も楽になり、現在は約6haの面積に3,000本余りの「白加賀」や「南高」、「花香実」、「石川」といった品種が植えられています。
(注意) 梅団地内は私有地です。迷惑行為はご遠慮ください。

金ケ瀬梅組合

 戦後梅栽培農家が増え、金ケ瀬梅組合が設立されました。設立当時は100名以上の組合員がおり、昭和30年〜50年頃までが最盛期でした。最盛期には県内はおろか水戸や小田原まで出荷していたそうです。

 しかし兼業化や価格低迷、高齢化で組合員が年々減少し、現在は34名となっています。栽培面積は町内全域で約30ha、年間の収穫量は約30tとなっており、仙台の市場や加工業者への販売、町内の味噌醤油製造工場へ出荷し、梅干や梅ジュースなどの加工品となって、皆様の食卓に届いています。  平成19年(2007)6月より、梅組合が主体となり、町や農業協同組合、地元物産業者の協力のもと、手作りのお祭り「おおがわら梅まつり」を毎年開催されております。