更新日:2013年9月11日

村井 江三(むらい こうざん) 1796〜1870

大河原文人三人集の画像その1
 江戸末期から明治初期にかけて活躍した、仙台藩を代表する俳人。松尾芭蕉を崇拝し、郷土の俳諧の発展に努めた。

代表作:「空色も みどりに晴れて 竹の秋」





尾形 亀之助(おがた かめのすけ) 1900〜1942

大河原文人三人集の画像その2
 明治末期から昭和初期にかけて、東京を活動の場とした。「マヴォ」という前衛芸術運動に参加し、詩人として多くの作品を遺している。

 代表作:詩「色ガラスの街」「秋」

詩「秋」  円(まる)い山の上に旗がたっている
 空はよく晴れわたって
 子供等(ら)の歌が聞こえてくる
 紅葉(もみじ)を折って帰る人は
 乾いた道を歩いてくる
 秋は 綺麗にみがいたガラスの中です


 佐藤 佐太郎(さとう さたろう) 1909〜1987

大河原文人三人集の画像その3
 短歌同人誌「歩道」を主宰し、毎日新聞社・宮中歌会の選者にも選ばれた。昭和55年には芸術院賞を受賞するなど、日本を代表する歌人。
 大河原町内の小中学校に通う児童・生徒を対象に毎年行われている子ども短歌・俳句・川柳コンクールでは、彼にちなんだ「佐藤佐太郎賞」が設けられている。

代表作: 歌集「天眼」など

歌集「天眼」より夏すぎし 九月美しく 道に踏む 青の柳の葉 黄の柳の葉

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