2026年4月28日 町長エッセイ(広報おおがわら令和8年5月号「さくら並木」)

『正しいことが正解じゃない』を考える。

 ある日の知人同志の会話です。『正しいことばかり主張しても人間関係が悪くなるばかりで、議論が前に進まないのでは…』。誰でも経験のあることだと思いますが、どう対処するかの道筋や尺度を考えるとなかなか難しい問いではないでしょうか。
 因みに、AIはどう答えるか『正しいことが正解じゃない』と入力してみました。『道徳的・論理的に正しい行動や主張が、現実の評価や結果として報われる答え=正解になるとは限らない。特に人間関係や組織・物語作品では正しさと幸せ・成功・多数派の評価がズレる状況を表す言葉』とのことでした。(私にはよく判りません⁉) 
 日常的に『常に正論が正しいとは限らない…』や、『正論は人を時に傷つけることもあり…』など思うこともあります。一方、『何事も正しく理屈に合わないと納得しない』、そんな思いも無い訳ではありません。正しいの反対は誤りですから当然ですし、どんな場合でも通じる道筋のようなものは無いのだろうかと考えてしまいます。
 実はこの頃、これがヒントと言えるのではないかと気付いたような思いが生じています。
 先月の『人生は心構え』でも紹介した一般社団法人倫理研究所出版の『万人幸福の栞』の中にこんな一行がありました。『真に正しいこととは、まず、己が救われて、それと一緒に他の人が救われることでなくてはならない。』と。『正しいことが正解じゃない』の本質につながる尺度とまでは言えないかもしれませんが、『正解とは己と人の心に添う結果でなければならない』とする道筋が大切なのではないかと考えるこの頃です。
                                           (4月17日記)

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