2024年10月24日 町長コラム(広報おおがわら令和6年11月号「さくら並木」)

『ひと・まち・桜が咲きほこる先進のまち』へ。
~新しい変革の時代に向けた公約の実現と、Well-beingなまちづくりへの挑戦~

 

 先の町長選挙におきましては、無投票当選(5期目)での町政継続の負託を賜り、感謝の気持ちとともに身の引き締まる思いです。今こそ、全員参加のまちづくり実現のために誠心誠意努力してまいる決意です。町民の皆様には更なる町政発展のために、ご理解とご協力を切にお願い申し上げます。
 現在の自治体は、人口減少と同時に進む少子高齢化等による社会・経済環境の大きな変化や、頻発・激甚化する自然災害への対応等厳しい現実に晒されています。更に、国が社会変革とまで言い切る『デジタル行財政改革』への対応が求められており、働き手の減少や少子高齢化・個人ニーズの多様化・デジタル技術(AI・5G・クラウド等)の進展等を踏まえた強靱な行政への転換は待ったなしの課題です。
 さて、早いもので地方創生が叫ばれて10年が経過しました。国は、地域間格差の広がりや勝者のいない自治体間競争に拍車がかかり、全体としては充分な成果が得られていないと総括しています。一方、本町におきましては、人口・子どもの数・働き手・税収等は堅調に維持されたところです。そして、平均寿命と健康寿命の差(不健康な期間)が県内で一番短いことや、小・中学生の学力が高いことなどの本町が目指す『元気で長生きなまち』や『教育のブランド化』が着実に進展しました。合わせて、子育て支援策の充実や高齢者、障がい者への対応を中心に『地域共生社会』の実現に向けた取組を標榜しています。
 今後とも、本町の持つ中心性・拠点性・利便性や安定した財政に基づく先進の取組により、地域をリードする広域的な視点のまちづくりを進めてまいります。そして、今度の重点目標の柱として『Well‐being(心身と社会が健康で幸福な状態が継続すること)なまちづくり』を謳いながら、新たな変革の時代に向けた挑戦的な公約を掲げさせていただいたところです。
 幾つか紹介しますと、先ずは人口減少抑制と少子高齢社会への対応です。①短期的な子育て支援策ではない、長期的な少子化対策として『学校給食の無償化』を実現します。次に②仙南医療圏での周産期母子医療の充実と休止している分娩の復活(みやぎ県南中核病院)を目指します。そして、③若者の移住定住にもつながる『広域Wi‐Fiネットワーク(全町無料)』と『デジタル行財政改革』の推進に注力します。また、④社会的包括やSDGsの誰一人取り残さない視点を重視し、人や地域のつながりを守る『地域共生社会』の確かな進展を図ります。更に加えて、町のブランド化やシティプロモーションの充実と『一目千本桜』の保護と活用、賑わい交流拠点施設整備やサイクルツーリズム、リバースポーツによるつなぐ施策の展開を推進してまいります。
 今後とも行政経営に責任を持ち、『認めあい・支えあい・活かしあう』をまちづくりの不変的な基本理念としながら現場主義を貫いて、町政発展のために粉骨砕身努力することをお約束する次第です。

                                              (10月18日記)

2024年10月24日 | コメント(0)

お問い合わせ先