2024年3月22日 町長コラム(広報おおがわら令和6年4月号「さくら並木」)

『スポーツを活用したまちづくり』と河川敷の『パークゴルフ場』グランドオープン
~千本桜を千年先へ、桜が繋ぐ交流とスポーツの賑わいテラス~

 桜の開花日が気になりますが、広報おおがわら4月号が届く頃には既に大勢の観桜客が訪れていることでしょう。そして、4月1日からは河川敷のパークゴルフ場(4コース、36ホール)がグランドオープンを迎えます。人や地域をつなぐスポーツを活用したまちづくりの拠点として、本町が目指す『Well‐being(心身と社会が健康で幸福な状態が継続する)なまちづくり』の順調な進展に喜びを感じています。
 さて、『白石川右岸河川敷等整備事業』は、平成29年度より県とのコラボ事業をきっかけに始まったものです。令和2年度には、住民の声も反映した検討会や河川敷賑わいプロジェクトチーム等の意見を基にして基本計画が策定されました。その後に、サイクリング・ウォーキングロード、MTB S‐PARK、ドッグラン、親水広場・芝生広場に加えて、昨年10月にパークゴルフ場のプレオープンを迎え『おおがわら千本桜スポーツパーク(全長約3km、面積約12ヘクタール)』の完成となったところです。
 今後は、堤内地(田んぼ側)に『賑わい交流拠点施設』の整備を目指し、取得した用地への盛土造成工事及び取付道路整備(令和6~7年度)を実施します。国と県からは盛土に使用する土の提供を受け、更に県には中洲の一部撤去や他の整備への協力を要請しており、事業費用の削減も期待されています。施設整備の手法については、令和4年度に民間企業へのサウンディング調査(施設内容や活用方法等)を実施し、この調査結果を受けて令和5年度に官民連携手法導入可能性調査を行いました。現在、説明に向けた取りまとめを進めています。
 改めて、この事業のコンセプトである『千本桜を千年先へ~桜が繋ぐ交流とスポーツの賑わいテラス~』を掲げ、また様々な可能性(リバースポーツ等)を持つ白石川を『水と桜のレクリエーション軸』と位置付けて、広域連携の要の役割を担いたいと考えております。さらに、雄大な蔵王連峰を望む景観は新たな絶景スポットを生み、高いポテンシャルを活かしたサイクルツーリズムの推進や通年観光につながる資源の掘り起こしも期待されています。これまでの議論や調査結果を踏まえた施設整備の内容決定に向けて、早い時期に町民の皆様や議会との協議を進める所存です。
 一方、第6次長期総合計画の後期基本計画(令和6~11年度)の概要版が3月15日に全戸配布されました。本町でも、激甚化する自然災害の発生、長期化するコロナ禍、国際紛争によるエネルギー・物価高騰等の影響を受けました。この期間の暮らしや仕事を取り巻く厳しい現実から得られた教訓は、『Well‐beingなまちづくり』が目指す本質的な意義につながるものと考えており、後期基本計画に反映し推進するものとしています。
 本町の将来像とする『ひと・まち・桜が咲きほこる先進のまち』の実現に向けて、本町が持つ特徴である中心性・拠点性・利便性を存分に活かしながら、本町の限りない発展と広域的な連携による課題解決に誠心誠意取り組んでまいる覚悟です。

                                                                                                             3月18日記

2024年3月22日 | コメント(0)

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