~人と人をつなぐ変わらない理念と確かな公約の実現~ 『認めあい、支えあい、活かしあう』
この度の町長選挙に於きましては、町民の皆様の温かいご厚情を賜り、通算4期目の町政運営の重責を担わせていただくこととなりました。皆様からお寄せいただきました信頼と期待にお応えすべく、町政の更なる発展と確かな公約の実現を目指し、全身全霊で取り組んで参る所存でございます。
先ず急がれる対応としては、やはりコロナ禍の生活・経済支援対策となりますが、両方の実態に即しながら迅速に、そしてきめ細やかに取り組んで参ります。また、感染拡大防止対策や子どもたちの学習環境の整備にもしっかりと対応することとしています。
さて、これからの4年間につきましては、ハード・ソフト両面に於ける本町の抱える行政課題の解決はもとより、広域的な視点での取り組みにつきましても、積極果敢に挑戦して参りたいと考えています。町の将来像につながる重点プロジェクトとしてのハード事業は、給食センターの完成・供用開始に続き、町立桜保育所の移転新築による来年度開所を目指しています。そして、来年度中に建て替え完成予定の大中体育館を終えれば、子育て環境の一貫した整備がほぼ終了します。関連する今後の財政需要が減ることから、県とのコラボ事業として進めてきた白石川右岸の河川敷整備事業や桜プロジェクトに本格的に取り組むことになります。健康づくりや賑わいの創出、更にはサイクルツーリズムやリバースポーツ等の広域的な拠点としての役割が大いに期待されることになるでしょう。
次にソフト面では、本町の持つ特徴となっている人口減少の抑制や子どもの学力向上の維持等について、町独自の実践的な取り組みを進めて参る所存です。また、近年増加傾向となっている一人親世帯への支援や貧困対策、高齢者の皆様の健康意識の高さの維持による健康寿命の延伸等も実現して参りたいと考えています。更に、地域農商工業の活性化や起業・創業の支援にも注力することとしています。
特に気になる重要な課題としては、国・県の進める地域医療構想の重点地区指定に基づく、中核・刈田両病院の医療機能の分化と連携強化を実現し、経営改善を図る問題が残されています。合わせて、周産期母子医療(分娩機能を含む)の再構築が強く求められています。その他にも住み慣れた地域で安心して暮らせる総合的な福祉の展開と、待機児童解消や子育てのブランド化に向けた具体的な対応も進めることとしています。
変わらないまちづくりの理念として掲げ続けてきた『認めあい、支えあい、活かしあう』基本スタンスをどこまでも大切に、社会的包摂(ソーシャルインクルージョン)の推進も図って参る所存です。そして『ひと・まち・桜が咲き誇る先進のまち』を目指して、町民の皆様への説明責任を果たしながら人と人をつなげることに徹して参る所存です。
何卒、今後とも一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2020年10月21日