町民の皆さまへ

 町内の市街地付近でイノシシの出没・目撃が相次いでいます。
 もしも出会ってしまったら
 あわてず、騒がず、目をそらさず
 慎重に距離をとってください!

  避難したあとは、大河原町役場 農政課内にあります

 「大河原町農作物有害鳥獣対策協議会」事務局

 (0224-87-6277)へご連絡をお願いいたします。

 

 

 

 

 

小・中学生のみなさんへ

 イノシシはとてもこわがりな生きものです。あまりにもこわがりなので、「かわいい」「めずらしい」と思って近づいただけでも「いじめられるのかな」とびっくりしてしまいます。

 また、イノシシはとても力持ちです。「こわい!」と感じると、相手にぶつかったりかみついたりしてきますが、おとなであれば車がへこむほどのとてもつよい力を出します。こわがりだけど、こわがらせてしまうとあぶない生きものなのです。

 

 

  • かわいくても、めずらしくても、イノシシにはぜったいに近づかないでください。
  • 出会ってしまったときは、なるべくあわてず、大声をあげず、イノシシの目をみながらゆっくりとにげましょう。ただし、イノシシがあなたをおいかけてきたときは、近くのたてものや高いところまで走ってにげてください。
  • イノシシを見かけたら、そのことをおとなの人につたえてください。


 

現在の出没・捕獲状況

 8月に、生きたイノシシが市街地付近の用水路へ転落する事故が3件発生しました。そのほか「うり坊が水路に浮いている」「車と衝突したらしく、道路わきで動かなくなっている」といった通報も複数件あり、その都度回収作業を行っています。

 

 また、大河原町有害鳥獣駆除隊員による捕獲頭数も増加しており、現時点で4月と8月に 過去4年間の同じ月と比べた捕獲数が過去最多を更新しています。

 11月中旬から翌年3月末の間は狩猟が解禁され、有害鳥獣駆除隊に所属していない一般のハンターも捕獲を実施するため、さらに数が増えると予想されます。

 

 

【有害鳥獣駆除隊による捕獲頭数推移】 単位:頭  ※令和2年11月17日現在


4月
5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 年度合計

平成28年度

1 3 4 9 13 6 25 9 19 5 9 9 112

平成29年度

5 5 3 6 12 4 11 17 16 11 8 18 116

平成30年度

5 2 4 6 7 16 35 0 13 15 11 4 118

令和元年度

(平成31年度)

2 5 2 1 0 5 13 32 16 0 0 11 87
令和2年度 12 0 2 6 26 2 9 7 - - - - 64

 

 なお、今年捕獲された「大物」についての暫定データは以下のとおりです。

 ここでいう「大物」とは推定年齢5歳以上・体重100kg以上・体長100cm以上のどれか一つを超過し、人間が襲われると非常に危険な規模の個体を指しますが、令和2年3月に 3 つの基準をすべて超えた個体(下表の「最大値」)が捕獲されました。

その後も、性別問わず体長70~80cm級のイノシシが多数捕獲されています。

 

 また「山に箱わなを置いたところ、親子が群れで一度に9頭入ったと、イノシシより繫殖力が強く大型化しやすいイノブタ(イノシシと家畜化された豚の交雑種)の捕獲報告も挙がっており、こうした「大物」の増加が懸念されています。

※通常、イノシシが一度に産むうり坊の数は6頭前後といわれていますが、イノブタは10頭を超えることもあります。

 

【これまでの「大物」捕獲実績】 ※協議会独自の評価基準であり、法律等で規定されたものではありません

「大物」の条件

推定年齢 5歳以上

体重 100kg以上 体長 100cm以上
最大値   推定5歳 100kg 120cm
捕獲総数  1頭 1頭 8頭

 

イノシシの習性

 イノシシは非常に怖がりで、本来は山奥にすむ動物です。しかし、危険を感じると身を守ろうとして「猪突猛進」に襲いかかり、突進したりかみついたりして人や車などに危害を加えることがあります。

 また、見た目以上に身体能力が高く、道路のガードレールを飛び越え、金網フェンスの下のすき間や小さな穴をくぐり抜けることができるものもいます。

 

 

 この状態からでも、自分の背の高さより明らかに高い水路の壁に飛びつき、よじ登ってきます(実際に登りかけ、関係者が一時避難しました)。この写真は水路を隔てるフェンスより上の道路から安全な距離を保ったまま、拡大撮影したものです。(令和2年8月14日撮影)

 なお、写真では小さく見えますが、この個体は体長約110cmで「大物」にあたります。

 

 

 街ではふだん見かけないうえ、茶色い豚にそっくりの見た目をしているため、特に今年生まれた若いイノシシ(いわゆる「うり坊」)を目にした子どもたちは「かわいい!」と興味を持って近づこうとするかもしれません。

 ですが、たとえ自分との間に大きく深い水路やフェンスなどの障害物があっても、イノシシはそれらを一瞬で乗り越え襲ってくる力の持ち主。小さく見えても油断大敵です。

 また、イノシシをはじめとする多くの野生動物には人間に重篤な感染症をもたらすウイルスや、それらを人にうつす原因となるマダニがくっついています。生きている個体に興味本位で近づくのはもちろん、 素手や半袖など肌が露出した服装で 死骸触れることは絶対にしないでください。

 

 

 皆さまにおかれましては、特にお子さんへ「かわいいかもしれないけれど、近づいたり、さわったりしてはいけない動物だよ」ということをお伝えいただき、人身事故防止にご協力をお願いいたします。


 

出会ってしまったら、どうすればいいの?

  • あわてない(突然出会ってびっくりしているのは、イノシシも同じです)
  • 騒がない(イノシシに「怖い、反撃しなければ!」と思わせてしまいます)
  • 目をそらさない(よそ見をすると「逃げるなら今がチャンス!」と襲いかかってきます)

 以上3点に気をつけながら安全な場所まで移動し、大河原町農作物有害鳥獣対策協議会事務局(0224-87-6277、大河原町農政課内)まで現場の状況をお伝えください。宮城県の鳥獣保護担当課、用水路の管理者や有害鳥獣駆除隊などの関係者と連絡を取り、協力して対応にあたります。

 

 

野生動物と共存していくために、

そして何より、皆さまの安心 安全な生活を守るために

ご理解とご協力をお願いします。

 

 

大河原町・大河原町農作物有害鳥獣対策協議会