2019年1月21日 町長コラム(広報おおがわら平成31年2月号「桜並木」)

「成人の日」に思う     ~希望を失わず、感謝の心を忘れずに~

1月13日は、 リニューアルされた中央公民館で、平成最後の「成人式」が挙行されました。

式に参加した男女合わせて187名の新成人に対し、町民を代表して心からお祝いを申し上げたところです。

華やかで手作り感のある式典でしたが、成人式を午前中に終えた近隣の新成人が飲酒のうえ乱入してきたのは何とも残念でした。

法律で定められた「成人の日」の趣旨は、「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます」と記されています。

新成人の皆さんは、すでに立派な社会人として活躍されている方、あるいは大学や専門学校に進学して学業に専念されている方など、それぞれの道で頑張っていることでしょう。

置かれている環境に違いはあっても、親や恩師、また友人など支えてくれた多くの人々に、改めて感謝の気持ちを伝えることを忘れないでほしいと思っています。

そしてこのことが、大人の自覚への大切な第一歩だと考えています。

さて、本町では来年度から「認めあい、支えあい、活かしあう先進のまち」を目指すとした住民主役のまちづくりを継承しながら、町全体のブランド化による選ばれるまちを目標とする新たな第6次長期総合計画がスタートします。

「人口減少社会における日本の創生は地方にあり」と言われるように、まさに日本の将来、そして本町の将来は次代を担う皆さんのこれからにかかっていると言っても過言ではありません。

社会とのつながりの大切さを実感しながら、今後もこの町に住み魅力あふれる町となれるよう若い力に大いに期待するところです。

そして、これから新成人の皆さんはいくつもの人生の岐路に立ち、自分の力で重要な選択や意志決定を重ねていくことになるはずです。

しかし、どんな時も自分の可能性を信じて積極的に挑戦してほしいと思います。

人の取り組みには試練や失敗はつきものですが、一時の苦しみやしばしの傷みは大きく羽ばたくためのかがみであり、やがて飛躍するための踏ん張りなのだと受け止めてください。

私もこれまでの人生では、辛く厳しい現実に直面し幾度となく紆余曲折を繰り返してきましたが、どんな時も希望を失わず、そして感謝の気持ちを頑張る気力に変えて前進し続けてまいりました。

新成人の皆さんも失敗することを恐れず、今日に・明日に明るい希望を持ち、前途にも洋々たる希望を持ち続けてほしいと心から願っています。

うまくいかないから希望を失うのではなく、希望を失うから崩れていくのだと思うのです。

新成人の皆さんには、これからも生まれ育った郷土を愛する思いを持ち続け、希望に満ちた人生を一歩一歩着実に歩んでいただくことを期待したいと思います。

今後のご活躍を心からお祈り致します。

2019年1月21日

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