2018年11月19日 町長コラム(広報おおがわら平成30年12月号「桜並木」)

白石川右岸河川敷整備の実現を目指して

長年の課題であった給食センターもいよいよ建設着工となり、来年の夏休み明けにはハイグレードな調理設備による給食の提供が始まります。

また、今年度の国の第一次補正予算の成立を受け、小中学校のエアコン整備事業の早急な着手のための議会の議決(実施設計委託)をみたところです。

さらに現在、基本計画策定中の桜保育所の新設や、県とのコラボ事業として進める白石川右岸河川敷整備事業の実現を目指すこととしています。

今月は、上大谷地区の神谷踏切から大河原橋までの2.6キロを対象としたこの計画について、事業の視点と検討の経過の説明をさせていただきます。

先日、『自転車を活用したまちづくりを推薦する全国市区町村長の会』の設立総会に出席してきました。

今、地方自治体はまち・ひと・しごとの創生と好循環の確立により、地域資源を活用して地方に新たな人の流れを生み出すために、独自性を活かした施策の展開を進めています。

本町でも、これまでの歩きたくなるまち推進事業や先日オープンした中央公民館のリニューアルによる大河原町にぎわい交流施設事業などが、地方創生の理念に基づくものとなっています。

そして、この河川敷整備事業も、観光・健康・環境・経済・交通といった様々な分野に波及効果をもたらす取り組みとして、地方創生事業に位置づけられないか考えているところです。

また、この計画に合わせて健康づくりやサイクルツーリズム、さらには人のつながりによる新しい文化の普及と経済効果への期待を込めて、自転車の活用によるまちづくりにも着目しています。

これまでは、本町の持つ特徴を活かすとして、中心性・拠点性・利便性を取り上げながら町全体のブランド化を図り、町の垣根を下げて連携することに目を向けてまいりました。

また、広域的には柴田町との一目千本桜ブランド化事業や宮城インバウンドDMOに積極的に参画してきたところです。

白石川周辺は、本町にとっての唯一の通年観光になり得る資源であり、整備されれば数多くの絶景スポットや親水護岸整備による公園やイベント・スポーツなどの広場をつくることになるはずです。

堤外地(河川敷)は県が整備し、堤内地(田んぼ側)は町が整備することとなりますが、コラボ事業の意義にのっとり町民の皆さまのご意見もしっかりと反映させてまいりたいと考えています。

この河川敷整備事業は、仙南の中心に位置する本町にとっての象徴的な役割を果たすことになることでしょう。

そして、人口減少と少子高齢化が同時に進行するこの地域にあって、人と人・人と地域・地域と地域をつなげるに満ちた計画となるはずです。

第6次長期総合計画の町の将来像となる『ひと・まち・桜が咲きほこる先進のまち』にふさわしい事業となるようつなぐ、にぎわう、ふれあうをキーワードに確かな整備を図ってまいる所存です。

町民の皆さまのご理解ご協力を切にお願いいたします。

2018年11月19日

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