2018年8月21日 町長コラム(広報おおがわら平成30年9月号「桜並木」)

夏点描~熱さの中のホットな話題~

記録的な熱さとなった今年の夏でしたが、何彼と記憶に残る夏でもあったと感じています。

日本各地で最高気温が40度を超へ、仙台でも37・3度の観測史上最高を記録しました。

本町でも37度を超える日が2回あったと推測されていますが、体温を越える暑さはさすがに体に応える実感を持ちました。

最近の報道では政府方針として、全国の小中学校全教室にエアコンが設置されるとのことですが、確かな実現を切に期待しているところです。

また、今夏には西日本豪雨災害が発生したように、日本中どこにおいてもこれまで経験したことのない集中豪雨や土砂災害が懸念される事態となり、他人事ではない認識が極めて重要と受け止めているところです。

この度、具体的な地域防災力強化の取り組みとして、市町村長と気象台との間でのホットラインも強化されることになりました。

危機意識を確実に伝達できる『顔の見える関係』構築の実現です。

皆さまへもテレビ報道等の防災気象情報の正しい活用に理解を求めるとともに、地域防災組織の在り方も含め、早めの避難などの命と安全の確保に全力で対応できるしくみづくりが急務と考えます。

『備えあれば憂いなし』の実践が重要です。

一方、長雨続きだった昨夏とは異なり、町内各地で開催予定の夏のイベントは全て実施されたようです。

霧雨の降るなかでしたが、『第46回おおがわら夏まつり』も何とか無事実施することができました。

仙南で唯一残った花火大会ですが、主催者発表で2万人の観客があったとのことです。

実行委員会はじめ、警察署・消防署・本町消防団・交通指導隊・防犯関係者・協賛企業・団体の皆さまのお力添えに心から感謝申し上げる次第です。

そのほかの行政区や施設での夏まつりも皆盛会だったと伺っています。

心の豊かさや、人と人とのつながりを生む日本の伝統文化の力に、改めて大きな気付きをいただいた思いです。

さらに、7月の終わり頃に『全国学力学習状況調査』の結果の発表がありましたが、本町の小中学生の学力の高さに大いに盛り上がったところです。

県教育委員会では学力向上のモデルとして大河原町の取り組みを紹介しているほどです。

マスコミでも様々に取り上げられておりますが、兎角問われがちな学力ばかりでなく、本町の小中学生は生活態度も非常に立派で感心させられることばかりです。

また、今夏は郡中体連での活躍も目覚しく、東北大会出場者が12名いたほか、さらには、そのなかから大河原中学校の女子ソフトテニス部の個人と金ケ瀬中学校の柔道女子個人が全国大会へ出場するなど、部活でも大きな成果が見られました。

関係者並びに教育の現場でのご努力に心から感謝と敬意を表する次第です。

本町は仙南の中心に位置し、その中心性・拠点性・利便性を存分に発揮し、面積は小さくても大きな役割を果す『スーパータウン』と呼ばれています。

今後とも本町の持つ特色を活かしながら町全体のブランド化を推し進め選ばれる先進の町を目指して参る所存です。   

2018年8月21日

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