2017年10月18日 町長コラム(広報おおがわら平成29年11月号「桜並木」)

子育て支援や教育の充実に向けて ~絵本と学びのへやの復活~

9月末日の人口が2万3660人となり、今年度に入ってからは増加傾向にあることをご存知でしょうか。

残念ながら亡くなるかたは年々増え続け自然減の状況ではありますが、流入人口が増えて社会増となりこれが寄与する結果となっています。

町内を見てもわかるとおり住宅の着工件数も多く、子どもの出生率は仙台市とほとんど変わらない水準を維持しています。まだ短時間の推移ではありますが、今後継続的な移住定住につながってくれることを期待しながら注視しているところです。

本町は仙南の中心に位置し、交通・医療・商業などの快適な住環境を有し、白石川や一目千本桜といった自然環境にも恵まれ、また東日本大震災でも大きな被害にみまわれなかった災害に強いまちでもあります。

そして、さらに大切な特徴は子育て支援や教育の充実にしっかり取り組んでいることがあげられます。

18歳までの子ども医療費の無料化(所得制限なし)や、教育環境整備に対する町独自の人的支援のほか、少人数学級編成や教員用タブレットの導入など先駆的な取り組みがなされています。

教育現場の努力とも相まって、小学校の学力においては県内トップクラスを維持しています。

また、子育て支援の拠点施設も充実が図られており、子育て支援センターや放課後児童クラブなどを併設した世代交流いきいきプラザでは、新たに『ファミリーサポート事業』(地域で子育てを支え合う会員制のサービス)も10月からスタートしたところです。

そして、駅前のオーガの1階には『心のケアハウス』がありますが、2階のエリアには駅前図書館の分館として『絵本と学びのへや』がリニューアルオープンすることとなりました。

様々に工夫がなされた絵本コーナーには、ミニシアターや星空散歩のプラネタリウムが備えられています。

また、町民の皆さまのご要望の多かった防音の施された自習室が36席設置されています。

絵本のへやの復活は、私の掲げた公約の一つでもあり、親子同士のふれあいや優しい町民性に支えられた絵本の読み聞かせなどのボランティア活動への期待も膨らんでいます。

近隣では例のない一見に値する取り組みですので、ぜひ一度足を運んでいただければ幸いです。

『絵本と学びのへや』のリニューアルオープンは、単に復活したということだけではなく、本町の持つ特徴が象徴的に表現されたものと受け止めています。

活発な活用がなされることを心から期待するとともに、子育て支援や教育のブランド化に向けて更なる努力を続けてまいる所存です。

2017年10月18日

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