更新日:2020年12月28日
大河原町には、冬になると白鳥やカモなどの渡り鳥がやってきます。この時期だけ出会える「お客さん」を毎年楽しみにしておられる方も多いことでしょう。
しかし、この「お客さん」に近づきすぎてしまうと、お互いにとってよくない影響を及ぼすことがあります。会いに行くときは、十分に気をつけて行動しましょう。

双眼鏡などを使って、離れたところから観察しよう!
特に、致死率が非常に高いことで知られ、家畜にとって恐ろしい病気である「鳥インフルエンザ」と「豚熱(豚コレラ)」は、人間の移動ルートに乗った感染拡大が懸念されています。
「鳥インフルエンザ」や「豚熱(豚コレラ)」、畜産物の安全性についてはこちら
人間と動物の健康を守るために、どうか適切な行動をお願いします。
野生動物のフンを見つけたら?
- 日常生活において、野鳥のフンなど野生動物から出たものに触れる機会があっても、過度に心配する必要はありません。衛生面に気をつけながら掃除をしてください。
- ただし、絶対に素手で触ってはいけません。また、掃除を終えて手洗い・うがいをする前に、顔(特に目・鼻・口)を触らないよう気をつけましょう。
- かぜや新型コロナウイルスの感染予防と同じ行動が、そのまま動物間の感染症対策にもなります。掃除に使用した手袋は再利用せずに処分することが望ましいですが、難しい場合は熱湯や塩素系漂白剤で消毒し、よく乾燥させてから使用してください。
- 野生動物のフンが靴底や車のタイヤにくっつくことにより、ウイルスを他の地域へ運んでしまうおそれがありますので、観察に行くときはあまり近づかないようにしてください。特に、帰るときはフンを踏んでいないか確認し、必要に応じ掃除を行ってださい。
- 不必要に野生動物を追い立てたり、捕まえようとするのは避けてください。危険を感じた動物に襲われ、思わぬケガをするおそれもあります。
動物が死んでいるのを見つけたら?
- 死亡した野生動物を見つけても、素手で触らないでください。 体の表面に、人間にもうつる細菌やウイルス、マダニなど非常に危険なものがついている可能性があります。
- 同じ場所でたくさんの動物が死亡していたら、感染症の疑いがあります。できるだけ早く、お近くの官公庁へご連絡ください(夜間、休日、年末年始等は警備員が対応します)。
鳥の場合:宮城県大河原地方振興事務所(0224-53-3252)
イノシシ、その他:大河原町役場 農政課(0224-87-6277)