命のつながりとお墓参り。
~最も大切な我が命の本は両親である~
9月23日は『秋分の日』です。日本ではこの日を『先祖を敬い、亡くなった人々を偲ぶ日』として、国民の祝日にしています。現代社会では、高齢化や核家族化が進む中で、単身世帯が増加し、本町でも孤独死が増加傾向となっています。また、亡くなった人を祀る身内がいない無縁仏の増加や、供養する人がいなくなってお墓の維持すら難しくなっています。
お墓の在り方が問われるばかりでなく、家族の絆や命のつながりの今後が心配でならないところです。さて、私は慌しい日々に追われる生活ですが、毎日仏壇に手をあわせることを大切にしています。また、両親や家内の両親の命日にもお墓参りは欠かさず、こどもや孫にも口癖のように供養の心を求めています。
(一社)倫理研究所の創設者 丸山 敏雄先生は、『最も大切な我が命の本は両親である。この事に思い至れば、親を尊敬し大切にし日夜孝養を尽くすのは、親がえらいからではない、強いからではない。世の中にただ一人の私の親だからである。』(万人幸福の栞より抜粋)と教えています。普段はあまり意識しない命のつながりやお墓参りですが、『秋分の日』などには命の源である先祖に感謝の思いを向けるべきではないでしょうか。
そして、代々受け継がれてきた命であることを悟ると、今とこれからの自分を素直に肯定する気持ちになれるはずです。月並みですが、亡くして初めて父の教えや母の愛情が身に染みるこの頃です。私も大分年を重ねてきましたが、何が大切なのかを見極めながら、『本を忘れず末を乱さず』に、命のつながりを感じながらお墓参りを続けるつもりです。
(9月16日記)