2018年10月22日 町長コラム(広報おおがわら平成30年11月号「桜並木」)

人・まち・地域をつなぐ、にぎわいと支えあいのまちづくり

本町は今年度に入り、半年で100人程の人口増加となりました。

仙南にあっては、人口の推移や減らない子どもの数と学力の高さ、さらには高齢者の健康意識の高さなど他の市町とは少し違う状況が生まれています。

決して、『我が町だけ良ければ・・・』という発想ではありませんが、ブランド化された選ばれる町を目指すうえでは、大きなチャンスを迎えていると受け止めているところです。

さて、9月上旬から始まった地区の『敬老会』も10月下旬で無事終了となります。

開催日が重なり参加できなかったところもありますが、30数地区に伺うことができました。

区長はじめ役員等スタッフの皆様にはご苦労をおかけしましたが、招かれた敬老者の皆様のたくさんの笑顔に接し癒された思いで安堵したところです。

出席率の高い地区や車イスでも出席できるよう配慮のあった地区など、優しさの溢れた取り組みにも感激させられました。

支えあいや助けあいの仕組みづくりのためにも、現場にこそ大切なヒントが隠されていると気づかされた思いです。

また、10月2日には中央公民館のリニューアルとして進めてきた『大河原町にぎわい交流施設』がオープンしました。

追加工事でオープンが遅れ皆様にご迷惑をおかけしましたが、中央公民館の機能に加え、観光物産や地域産業の振興を進める事業が同じ施設内で実施されることになります。

『生きがいづくり・仕事づくり・観光物産』のつながりにより、多様な分野の人材が集い、連携・交流することで将来に向け地域ににぎわいの創出が生まれることを期待しているところです。

さらに、10月21日には秋最大のイベントである、『おおがわらオータムフェスティバル』が秋晴れの下盛大に開催されました。

朝から大変な人出となりましたが、たくさんの企画が展開され、ご来場の皆様にはご満足いただけたものと感じております。

祭りは魅力さえ維持されていれば、天候に左右されることがあってもマンネリ化とは無縁の存在だと気づいた次第です。

会場内にたくさんの会話や歓声が飛び交い、正に人と人が、そしてまちや地域がつながっているように感じられ、有意義な時間に浸らせていただきました。

また、同日まで3日間にわたり開催された国登録有形文化財『佐藤屋邸』の『戊辰戦争と大河原』展も、歴史を訪ねるなかで当時の町の様子や人のつながりに大いに感心が生まれたことでしょう。

本町は仙南の真ん中に位置し、その中心性・拠点性・利便性といったことを活かしながら発展してきた町です。

人・まち・地域のつながりを深めながら、本町のためのみならず仙南地域全体のためにもにぎわいの創出に努めるべきだと考えています。

小さな町でも大きな役割を担うスーパータウンとして、また選ばれる先進の町としても更なるブランド化に拍車をかけてまいる所存です。

2018年10月22日

お問い合わせ先

 総務課


  TEL:0224-53-2111 FAX:0224-53-3818

  お問い合わせフォームはこちら