2017年4月15日 町長コラム(広報おおがわら平成29年5月号「桜並木」)

~ぎゅぎゅっとしてて、ささっと行ける、ハートフルなまち~

町内にお住いの皆さんは、移住や定住を促すときに、本町の特徴をどのように説明されるでしょうか。

「ぎゅぎゅっとしてて、ささっと行ける、住みやすさが満たされたまち。」

これは、若い世代の職員でつくるプロジェクトチームが作成した「大河原町移住・定住促進パンフレット(4月中旬全戸配布)」のキャッチコピーです。

新鮮な感覚で、しかも本町の特徴が見事に表現されていると思いませんか。

このパンフレットは、快適な住環境、子育て・教育・自然環境・災害に強いまち、四季折々のイベント等について、暮らしやすさがぎゅぎゅっとつまったコンパクトな町であること、さらには行きたいところにささっと行ける便利な町であることを紹介しています。

また、公共施設、医療機関、買い物環境、子育て支援施設、交通機関、イベント会場等がマップに写真入りで落とし込まれています。

活字もスッキリしていて、表現も判りやすく、興味がわきそうなことにしっかり答えています。

紙面づくりのセンスの良さにも感じ入った次第です。(少し褒め過ぎかも?)

さて、表題ではそのキャッチコピーに「ハートフルなまち」を付け加えておりますが、これは私の政策スローガン、「認めあい、支えあい、活かしあう、一歩先行く元気なまち」にもあるように、これからの本町らしい地域づくりの在り方を言葉に表したものです。

若い皆さんの移住・定住意識にはあまり結びつかないのかもしれませんが、これからの社会に求められる助けあいの仕組みづくりの基盤となるキーワードを「ハートフル」に込めました。

私たちの地域にあっても超高齢・少子・核家族化が一層進み、認知症も増え続け、財政難が襲ってくるはずです。

1人の高齢者を支えるために、これまでは2・4人(20~64歳)の騎馬戦型だったのが、33年後には、1・2人(同)の肩車型になると予測されています。

さらに高齢化率は40%を超え、団魂の世代が75歳になるころには4~5人に1人が認知症と予測されているのです。

専門性が必要な介護はしっかりと専門職・事業者が支え、日常の生活支援は、できるだけ住民やボランティアの主体的な助けあいが求められることとなるのです。

これが新しい地域づくりの先取りとして「ハートフルなまち」を入れた本当の所以(ゆえん)です。

国の目指す考え方に、「地域包括ケアシステム」の構築があります。

この成功の鍵はまさに、認め合い、支えあい、活かしあうことに他ならないと思えてなりません。

優しい思いや、高いボランティア意識などの町民性に磨きをかけながら、若い世代の皆さんにもご理解いただける10年先、いやもっと先を見据えた地域づくりの大切さを強くアピールすべきと考えています。

ところで改めて本町の地理的形状に目を向けると、ハートの形に見えると思いませんか。

~ぎゅぎゅっとしてて、ささっと行ける、ハートフルなまち~、何とも本町らしさに溢れた素晴らしいキャッチコピーではないでしょうか。

2017年4月15日

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