2017年5月19日 町長コラム(広報おおがわら平成29年6月号「桜並木」)

~共有したい、「働きは最上の喜び」~

雨上がりの白石川堤は、まばゆいばかりの緑のトンネルです。

マイナスイオンの降り注ぐ一年中で最もさわやかな季節を迎えています。

例年以上の賑わいだった一目千本桜の輝きも過ぎ去って、この対照的な静かな緑の風情が心の癒しとなっているように感じています。

早いもので町政への復帰から半年余りが経過し、この間のスムーズな仕事への着手に心から感謝の気持ちでいっぱいです。

私自身、ほとんど仕事をしない4年間を過ごしてきましたが、改めて働けることへの喜びと生きがいを強く実感しているところです。

さて町政の現状ですが、28年度に続く復興対策交付金事業(一目千本桜ブランド化事業)は、今年度分として3700万円ほどの補助金交付となりました。

柴田町との観光インバウンド連携事業として、着実な成果へとつなげていく所存です。

また、地方創生拠点整備交付金事業(中央公民館複合化賑わい創出事業)にも7300万円ほどの国からの補助の内示がありました。

職員の頑張りにも助けられて、直近の課題解決と合わせ将来への創造的な展開が期待される事業内容となりました。

必ずや町民の皆さまの満足につながるものと感じているところです。

話しは変わりますが、私の座右の銘の一つに「働きは最上の喜び」という格言があります。

「~働きが一切であり、働きが人生である。
働きは生命である。この働きには、そのままに必ず報酬がついている。
金銭で受ける報酬は多少があり、不公平があったりするかもしれぬが、この自然にして当然に受ける報酬は、必ず働きに比例して落ちもなく、忘れられもせず、必ず直ちに与えられる。
それは喜びという報酬である。~」とされています。(万人幸福の栞より抜粋)

以前より、「役場は誰のためにあって、職員は何の目的で仕事をするのか」という問いかけが私の口癖でした。

仕事の成果(働き)が役場全体のモチベーションのアップにつながることを、日々期待しているところです。

もちろん、仕事に上下貴賤の別がある訳ではありませんが、公務員としての仕事の尊さを悟って懸命に働くときに、自分に与えられる楽しみや満足感は何物にも替え難い人生の喜びであると受け止めています。

この想いがみんなで共有できたときに役場は一体化して、潜在能力の発揮につながっていくものと信じています。

本町もいよいよ人口減少と少子高齢化の波に(さら)されることとなりました。

働き手(生産年齢人口)も減少し、認知症のかたが増え、核家族化・孤立化に拍車がかかり、生活の質が問われるようになっています。

このような社会の枠組みが大きく変化する時代だからこそ、仕事の成果(働き)に対する共通の認識が重要になってくると思えてならないのです。

この「働きを最上の喜びとする」姿勢が役場の接遇のブランド化にもつながって、親切で明るい元気な組織になっていくことを願ってやみません。

2017年5月19日

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