狂犬病とは

 狂犬病は、犬はもちろん、人も含めたすべての哺乳類が感染する人と動物の共通感染症です。

 人は狂犬病を発症した動物に咬まれることで、唾液中の狂犬病ウイルスが傷口から体内に侵入することにより感染します。体内に侵入したウイルスは、1ヶ月から3ヶ月程度の潜伏期を経て脳に達し、様々な症状(強い不安感、一時的な錯乱、恐水症、恐風症、高熱、麻痺、運動失調、全身けいれん)が起こります。発症すれば治療法はなく、ほぼ100%死亡するおそろしい病気です。

 

狂犬病の発生状況

 日本では、1950年に制定された狂犬病予防法により、飼い犬の登録、予防注射を毎年受けることが義務付けられた結果、人では1956年、動物は1957年を最後に、現在まで狂犬病は発生していません。

 狂犬病は、日本、英国、オーストラリア、ニュージーランドなどの一部の国々を除いて、全世界で発生しています。世界保健機関(WHO)の推計によると、世界では年間におおよそ5万5千人の人が亡くなっています。また、このうち3万人以上はアジア地域での死亡者と言われています。

 

日本における狂犬病予防について

 現在、日本国内で狂犬病は発生していませんが、国際交流が盛んになっている現在、狂犬病が日本に侵入してくる可能性はゼロではありません。

 国内で飼われている犬が、狂犬病予防注射で免疫されていれば、万が一狂犬病が国内に侵入したとしても、国内での犬を介した狂犬病のまん延、すなわち人への感染を防ぐことができるのです。

   毎年1回、必ず予防注射を受けさせましょう。

 

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