竜巻について
竜巻は時期を問わず日本各地で発生することが確認されています。
現在の観測・予測技術では竜巻の発生を事前に予測できない場合があるため、死傷者や家屋被害など甚大な被害が発生しています。竜巻の危険性などの情報を知り、身を守るための事前の対策をお願いいたします。
竜巻による被害について
竜巻は発達した積乱雲に伴って発生する激しい渦巻で、短時間で狭い範囲に集中することや移動スピードが非常に速いという特徴があります。また、発達した積乱雲は竜巻のほかにも「ダウンバースト」や「ガストフロント」と呼ばれる激しい突風をもたらす現象も発生することがあります。
<竜巻による被害例>
・強風の渦で物が巻き上げられ、建物などを破壊する。 
・建物が倒れたり、車がひっくり返る。
・看板やガラスなどの破壊・破損物の飛散。
・倒木などの被害等。
竜巻から身を守るための取るべき行動について
【気象情報を確認する】
天気予報などで「竜巻など激しい突風のおそれ」との発表があった場合は、半日から1日の間に天気が急変する場合が
あります。最新の気象情報(竜巻注意情報)に注意しましょう。
【竜巻注意情報が発表された場合】
竜巻注意情報は竜巻の発生する危険な情報を知らせ身を守るための行動や準備を促すものです。竜巻注意情報が発表さ
れたら、発表から1時間は空の様子を注意し発生の前兆がないか確認してください。
<注意すべき前兆>
・真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる
・雷鳴が聞こえたり、雷光が見えたりする
・ひやっとした冷たい風が吹き出す
・大粒の雨やひょうが降りだす
【積乱雲の近づく兆しを感じた場合】
竜巻が発生する可能性があるので、下記のような竜巻の特徴に注意しましょう。ただし、これらの現象は必ず発生する
ものとは限りません。異変を感じたら早めの避難行動を心掛けましょう。
<竜巻の特徴>
・真っ黒い雲の底がろうと状に垂れ下がる
・物やゴミなどが巻き上げられ、飛んでいる
・「ゴー」という音がする
・気圧の変化により耳に違和感を感じる
竜巻に対する避難行動について
竜巻が発生・接近している様子を確認したらすぐに次のような避難行動をとってください。
【屋外にいる場合の避難行動】
・近くの頑丈な建物に避難する。
避難できるような建物が無い場合は、近くの側溝やくぼみに身を伏せ両腕で頭と首を守る。
・物置や車庫、プレハブには避難しない。
・電柱や太い樹木であっても倒れる危険性があるため近づかない。
【屋内にいる場合の避難行動】
・家の最下階の窓のない部屋に移動する。
・窓やカーテンを閉め、窓から離れる。
・浴槽や丈夫な机、テーブルなどの下に入り、身を小さくして頭を守る。
竜巻発生予測情報等の入手について
気象庁のホームページでは、竜巻の発生する可能性の高い領域や発達した雨雲の接近を確認することができます。
・【気象庁HP】竜巻注意情報(外部サイト)
・【気象庁HP】竜巻発生確度ナウキャスト (外部サイト)