新型コロナウイルス感染症の感染が続く状況にあり、感染に対する不安感や恐怖心を背景とした、医療従事者や感染した方、及びそのご家族に対する差別やインターネット、SNS等における差別や誹謗中傷など人権侵害にあたる事案が全国で発生しています。

 感染は誰にでも起こる可能性があり、「もし自分が感染したら」と考えたときに、他人からされたら嫌だと思うことは、他人にしないという気持ちを持ちましょう。

正しい情報をもとに冷静な行動に努めましょう。

人権侵害行為を行わないよう、次の点に気を付けて冷静に行動しましょう。

1 不安感や恐怖心について知る

 新型コロナウイルスは新しいウイルスであるため、ワクチンや薬も開発の途上にある状況です。わからないことが多いため強い不安や恐怖を感じることがあります。

 しかし、不安な気持ちや恐怖心を他者にぶつけて攻撃することは、許されることではありません。不安な気持ちや恐怖心は誰でも等しく感じるものであることを理解しましょう。

 

2 正確な情報を知る

 感染への不安な気持ちや恐怖心から、不確かな情報や根拠のないうわさなどに惑わされ、差別などの人権を侵害する行動を起こさないよう公的機関が提供する正確な情報を確認し、人権を侵害しないよう冷静に行動しましょう。

 

3 差別が感染拡大につながることを知る

 差別や誹謗中傷を恐れて症状があっても、受診をためらい、そのことが新たな感染につながることになってしまいます。

 この感染症の怖さは、病気が不安を呼び、不安が差別を生み、差別が更なる感染拡大につながることを知りましょう。

 新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう ~負のスパイラルを断ち切るために~

 ウイルスの次にやってくるもの(日本赤十字社作成動画)

 新型コロナウイルスが引き起す3つの感染症(日本赤十字社作成動画)

 人権への配慮について(内閣府大臣官房政府広報室)

 新型コロナウイルス感染症と人権に関する座談会(公益財団法人人権教育啓発推進センター)

 STOP!コロナ差別 ―差別をなくし正しい理解を― キャンペーン(公益財団法人人権教育啓発推進センター)

あなたはしていませんか?人権侵害

感染への不安な気持ちや恐怖心から人権を侵害するような行為をしていませんか?

 例えば…

 医療や介護に従事されている方やご家族に対して、店舗等の利用を断ったり、誹謗中傷する。

 感染した方やそのご家族の住所や勤務先を詮索する。

 インターネット、SNS等あらゆる場面での誹謗中傷や差別につながる情報を拡散する。

 県外ナンバーの車両や所有者へ誹謗中傷をする。

 感染に対する不安や恐怖心、生活不安からくるストレスで配偶者やパートナーに暴力を振るったり、子ども等を虐待する。

これらの行動の前に冷静に相手の気持ちを考えた行動をとりましょう。

 

ひとりで悩まず相談しましょう

みやぎ新型コロナ人権ダイヤル(一般社団法人宮城県社会福祉士会・宮城県委託事業)

新型コロナウイルス感染症に関する差別や誹謗中傷を受けている方等の電話相談を受け付けています。

新型コロナウイルス感染症に関連した人権相談窓口について(法務省)

新型コロナウイルス感染症に関連する不当な差別,偏見,いじめ等の被害に遭った方からの人権相談を受け付けています。

配偶者等からの暴力(DV)相談について(内閣府男女共同参画局)

生活不安やストレスからDV被害者の増加が懸念されています。DVに関する相談を受け付けています。

コロナ差別許さない 人権相談は法務局へ

お問い合わせ先

 町民生活課


  TEL:0224-53-2114 FAX:0224-53-3818

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