更新日:2008年3月27日
トイレの水洗化など排水設備をつくることは、下水道利用者の義務です。
公共下水道の工事が終わりますと、公共下水道を使用できるようになった利域を「処理区域」といい、供用開始の年月日、地域などが公示されます。そうしますと、みなさんのご家庭では、汚水を公共下水道に流すことができるようになります。そして、清潔な水洗トイレの使用もできるようになるのです。
排水設備についての画像その1
排水設備についての画像その2

排水設備とは

公共下水道に汚水と流すためには、それぞれのご家庭で排水設備(私設下水道)を設置しなければなりません。この排水設備は、宅地や私道内に配水管・汚水ますなどをつくって、ご家庭から出る台所・洗濯・洗面・風呂・水洗トイレなどからのおすいを、すみやかに公共下水道に流す役割を果たしています。排水設備は、皆さま個人で設置し、保守・点検などの管理をしていただくことになっています。

ます

汚水を下水本管に早く、円滑に流し、検査や修理、掃除を容易にする役目をします。ますには、ご家庭の排水設備と公共下水道との接続部分の公共ます、宅地内の配水管どうしを接続する汚水ますなどがあります。

トラップ

台所の流し台や水洗トイレなどについている臭気逆流防止器具と呼ばれ、下水管内の悪臭やガスが家屋内に逆流するのを防ぐ役目をします。S型・P型・U型などいろいろな形のものがありますので、設置場所によって適合したものを必ず付けるようにしましょう。

トイレの水洗化は3年以内に

公共下水道の利用ができるようになると、みなさんのご家庭で従来から使用しているくみ取り式便所や浄化槽式トイレは、供用開始の日から3年以内に公共下水道に直接流すことができる水洗トイレに改造することが法律で義務づけられています。このため、処理区域となった地域では水洗トイレにしないと家屋の新築・増築をすることはできなくなりますし、罰則が科せられることもあります。

また、処理区域内の土地所有者、使用者または占有者は、遅滞なく台所や風呂、洗濯などの汚水を公共下水道に直接流すための排水設備を設置しなければなりません。このように、排水設備の設置やトイレの水洗化改造の義務づけをすることは、公共下水道が完成したことによって一日も早く地域の生活環境の改善を達成しようというもので、住民のみなさんのご協力をお願いしているところです。
排水設備についての画像その3

水洗トイレになると

  • 悪臭がなくなり掃除が簡単にすみます。
  • 蚊やハエの発生を防いで、伝染病を予防します。
  • くみ取りや、し尿浄化槽の必要がなくなり、宅地の有効利用ができます。
  • 幼児や老人が一人でも安心して利用ができます。
  • 腰掛式(洋風)で使用しますと高血圧、痔の予防になります。

工事の施工と申込みは

排水設備工事の手順

町では排水設備の設置やトイレの水洗化改造工事を適正な価格と良心的で安心できる施工を行っていただけるよう「大河原町排水設備等工事指定店」を定めています。

工事指定店は、法律や条令で決められている基準に合った設備をつくるために必要な技術を習得しているとともに、適正な単価及び基準により設計見積をし、町の検査を受けて責任施工いたします。

工事を工事指定店以外のところで行うと、無資格工事となって、工事のやり直しや罰則が科せられますのでご注意下さい。

また、工事が終了したときには、町の検査を受けて検査済証の交付を受けて下さい。
排水設備についての画像その4

工事指定店に工事を依頼しますと

  • 書類の諸手続は本人に代わって行います。
  • 工事の計画から完成まで、いっさいを行います。
  • 検査は町が責任を持って行います。

排水設備についての画像その5
排水設備についての画像その6

 

水洗工事の手続きは

工事指定店選定

水洗化工事はみなさんと工事指定店の間で契約しますので、工事指定店と十分相談し、見積書と必要書類を確かめてから契約してください。

改造資金

自己資金にするか、町の融資あっせん制度を利用するかきめる。

工事申請手続

町に対して工事指定店が本人に代わって申請をします。

工事施工

トイレ、台所、浴場の配水管布設工事から始め、便器と水浄タンクの取付、給水管の配管工事を行い、実際にトイレを使用できないのは大体2〜3日ぐらいです。

検査

工事が終わり、町で検査を行い合格しますと使用できます。

借入資金の手続

工事が終わりますと、希望された金融機関に直接みなさんが資金の借入申込手続をしていただくことになります。

 

水洗便所改造等資金の貸付は

町では、処理区域のみなさんに一日も早く水浄化していただくため、水洗化資金を金融機関から無利子(町が利子補給)で借り入れられるよう「融資のあっせん」をしていますのでお気軽にご利用下さい。

※ただし、新築および法人については該当になりません。
融資あっせん額 1戸につき50万円以内
融資あっせん条件
  • 処理区域になった日から3年以内に水洗トイレに改造する住宅の所有者、占有者
  • 下水道受益者負担金および町税等を滞納していない方
  • 融資資金の償還能力があること
  • 連帯保証人が1名いること
申し込み 水洗化工事を工事指定店に依頼するときに申し込んでください。(申請書は、工事指定店または上下水道課に備えてあります。)
返済
  • 借り入れた月の翌月から最高36ヶ月の均等分割による償還をしていただきます。
  • 返済金はみなさんの指定した口座から毎月自動的に振替。
  • 利子は無利子です。(町が金融機関へ支払う。)
取扱金融機関 七十七銀行大河原支店、仙南信用金庫大河原支店、みやぎ仙南農業協同組合、東北労働金庫大河原支店、仙台銀行大河原支店、五城信用組合本店
排水設備についての画像その7 排水設備についての画像その8

お問い合わせ先

 上下水道課


  TEL:0224-53-2116 FAX:0224-53-3818

  お問い合わせフォームはこちら