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| 最新更新日時: 2012年05月10日 |
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| 平成24年5月10日 -#239
昨日、県内市町村長を対象とした「トップセミナー」が、宮城県市町村自治振興センター(管理者:佐藤昭塩釜市長)の主催により開催されました。これまでなかなか参加する機会が無かったのですが、今年から本センター議長に就任させていただいていることもあり、何とか日程に都合をつけて出席してきました。 今回は、ワタミ株式会社取締役会長の渡邉美樹氏を招き、〈安心して暮らせる地域の創造をめざして〜理想のまちへ、夢を語り希望の灯をともす〜〉と題しての講演が行われました。 講師は『ワタミ』の創業者として外食産業では知らないものがいないほどの成功者です。『地球上で一番たくさんの〈ありがとう〉を集めるグループになろう』という理念を掲げ、外食のほか介護、高齢者向け宅配、農業、環境など「人」が他業者との差別化となる労働集約型事業を展開しています。1次産業の農業から2次産業の加工業、3次産業の外食や介護サービス事業を独自の事業モデルを基に成功に導き、また学校や病院の経営など公共的事業にも参入しています。神奈川県の教育委員や経団連理事、日本相撲協会「ガバナンス整備に関する独立委員会」委員などを歴任したほか、前の東京都知事選にも立候補したことは記憶に新しいところです。 その行動の原点は、〈人が何を望んでいるかにこたえる仕事をする(相手の立場に立ち切る)〉ということであり、例えば教育なら〈子どもたちが幸せであることがすべて〉と言い切る一方、今の教育の判断基準はそうなっていない、と厳しく評価しました。医療や介護の分野でも独自の経営哲学を紹介し、 『カネを払う人(国)とサービスを受ける人(利用者)が別だから、〈入居者の幸せのため〉の取り組みが徹底されていない。働く人自身が、自分の親を「ここなら入居させたい」と思い、本当に仕事が出来ているか。労働とはお金と時間のやり取りだけではない』 と断言するなど、矢継ぎ早に“渡辺節”が飛び出し、話にぐいぐい引き込まれました。そして、 『〈ありがとう〉には、お金の入る(収入になる)ものと入らないものがある。たくさんお金になる〈ありがとう〉を集めるためには、お金の入らないものにもしっかりと目を向けて、バランスを取ることが大切だ』 とも強調しました。 渡邉氏は大震災後、岩手県陸前高田市の参与に就任しているとのことで、 『無理と思えることでも、そう決めつける前に、行政として〈どうしたら出来るか〉を考える姿勢が求められている。どんな状況でも夢を語り、希望の灯をともし続けましょう』 と、復興への取り組みの話で講演を締めくくりました。民間で長く生きてきた私にとっては、今後も行政の仕事に取り組むうえで、大いに勇気づけられる「トップセミナー」となりました。
平成24年4月23日 -#238
「大河原町除染実施計画(案)」の住民説明会が、先週20日(会場:町役場)を皮切りに、21日2回(午前:金ケ瀬公民館、午後:総合体育館)22日2回(午前:南小、午後町役場)、そして本日の最終回(町役場)まで都合6回開催されました。 説明会のなかで、私からは放射能問題に関する本町のこれまでの対応の経緯と基本的な考えかた(姿勢)についてお話させていただき、県の除染チーム職員から放射能の基礎知識、日本原子力研究開発機構の職員からは身の回りから放射線量を減らす工夫についての解説がありました。そして、町担当職員から具体的な取り組み状況や除染実施計画(案)について説明させていただきました各会場では活発な意見交換が行われ、町民の皆さんの関心の高さをうかがえる説明会となりました。 計画(案)の内容については、町内282地点での空間線量調査結果に基づく「汚染マップ」により、1時間当たり0.23マイクロシーベルト(年間被ばく1ミリシーベルト)を超える場所を除染対象区域としております。具体的には南小学校及び山崎、上谷、旭町、見城前、南平の各公園と、上町、上谷1・2・3号児童遊園、大河原昆虫公園の合計11か所が対象となりました。いずれも空間線量は0.23から0.28マイクロシーベルトとなっています。なお、今後も調査を継続して実施し、結果によっては計画を見直すことにしています。 除染の方法は、場所ごとに詳細な事前調査を行い、状況に応じて合理的な手段を選択します。例としては、側溝の清掃、土砂の除去、表土の除去、客土、芝生の深刈り、枝葉のせん定、落ち葉の除去、除草などが挙げられます。その着手時期については国の補助申請などの手続きを経た後となることから、6月頃となる予定です(南小は夏休み期間中)。 作業に伴う廃棄物の処理については、除染を実施した敷地内に埋設等により保管することになります。廃棄物仮置き場の設置が急がれるところですが、地域住民の皆さんの理解を得ることが前提となりますので、もう少し時間が必要と考えているところです。また、対象外の公園や側溝の堆積土砂の処理、さらには個人住宅敷地内での線量の高い場所など、除染の対象とならない区域の環境整備についても随時相談に応じていきますので、どうぞお問い合わせください。 今後とも、「安全」であることと合わせ「安心」していただける環境を整えるために、医学的・科学的根拠に基づいて、しっかりとした対応を心掛けてまいる所存ですので、ぜひご意見を寄せていただきたいと思います。
平成24年4月13日 -#237
本日、大河原町最大のイベント・桜まつりの「安全祈願祭」が、会場の白石川右岸河川敷公園で挙行されました。最近まで続いた厳しい寒さの影響で開花するまでには至りませんでしたが、まつりの盛況を願う関係者多数の出席のもと、厳かに神事が執り行われました。 桜まつりは昨年、東日本大震災のため中止を余儀なくされたので、2年ぶりの開催となります。町商工会・観光物産協会を中心とした実行委員会の皆さんには、例年以上にご助力を賜り、心より感謝申し上げます。また、大河原警察署及び交通安全関係者、消防署、郵便局の皆さんなど、それぞれの立場でのご協力に対し重ねて御礼申し上げる次第です。もちろん、事前の河川敷一斉清掃に参加された大勢の町民の皆さんにも「もてなしの心」をしっかりと添えていただきました。まつりが実に多くのかたによって支えられていることを実感しています。 年々知名度が高まってきている「おおがわら一目千本桜」は、今年も全国の主要駅で掲示されたポスターが評判になったり、航空会社発行の機内誌にも大々的に取り上げられたりするなど、これまで以上の注目を集めており、かなりの集客が見込まれるのではないかと関係者一同、期待が大きく膨らんでいるところです。 本町の掲げる町民憲章には、“人々が集い心を通わせる桜が咲く”と謳われており、交流の拠点としての「ふれあいのまちづくり」を求めています。今年もこの桜の下で、大震災被災者のかたをはじめ数多くの団体が心の交流につながる事業計画を立てているようです。「認めあい、支えあい、活かしあう 開かれた先進のまち、おおがわら」にふさわしい光景があちこちに広がるようすが眼前に浮かんできて、私自身心が癒されるように感じています。 まつり期間中の安全を願うとともに、大勢のかたがたのご来場を心より期待する次第です。合わせて、本町に暮らす町民の皆さん一人ひとりがこの一目千本桜を楽しみ、そして誇りに感じてくれることを心から望むところです。
平成24年4月4日 -#236
台風並みの“爆弾低気圧”による暴風は、町内にも倒木や家屋損壊など予想外の被害を多数発生させました。町としても消防署や町消防団と連携し直ちに対処したところ、幸い大事には至りませんでしたが、被害を受けたかたには心よりお見舞い申し上げる次第です。 さて、波乱の幕開けとなった新年度においても、被災3県の、特に沿岸部の自治体にとっては、大震災からの復旧・復興や放射能問題と正面から対峙(たいじ)しなければならない状況は変わらず、本町の置かれた環境とはまったく異なる現実を抱えたままです。『絆(きずな)』が復興のスローガンとして叫ばれるなかにあって、忘れてはならない大切な「思い」や「教訓」を今後活かしていくためにも、ともすると「個人」を優先させる日本の社会の現状を見直し、反省する必要があると受け止めています。 絆は美しい言葉ですが、その前に人と人との信頼がなければ成り立ちません。信用や信頼があって初めて支えあったり助けあったりできるのであって、いたずらにスローガンだけ唱えても人の意識は変わらないように思えてなりません。今は大震災を風化させることなく、被災地とどうかかわっていくかが一人ひとりに問われているのではないでしょうか。そして、その絆が結ばれた後には、「共に生きる(共生)」自覚が求められるものと考えています。 4月17日には、被災地復興支援の一環として、山元町のかた100人を「お花見」にご招待する予定です。これは、町商工会女性部の皆さんが、町社会福祉協議会との共催により行う『おおがわら一目千本桜鑑賞ご招待』で、桜まつり会場の白石川右岸河川敷公園で開催されます。桜が咲き、人々が集い、心を通わせる、本町の「ふれあいの町」としての温かい光景が今から目に浮かんでくるようです。開花がいつになるのかは予測が難しいものですが、美しい桜のもと、この素晴らしい催しが被災地のかたの「生きる力」になってくれることを心から願っているところです。
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